【感動する映画】火垂の墓



自らの体験を基に描かれた、野坂昭如の同名小説をアニメ映画化した作品です。
制作はスタジオジブリ、監督・脚本を『おもひでぽろぽろ』などの高畑勲が務めました。

舞台は1945年、兵庫県神戸市・西宮市の近郊。
終戦前後の混乱の中で、親を亡くした幼い兄妹が必死で生き抜こうとするも、やがて悲劇的な死を迎えていく姿を描きました。
監督のリアリティがあり繊細を極めた演出が秀逸で、昭和20年代の日本の様子、兄妹の運命を予見するような蛍の描写が胸に迫ります。

公開時は宮崎駿監督の『となりのトトロ』と同時上映だったため、観客は心温まる姉妹の物語を鑑賞した後に、幼い2人の孤独と救いの無い悲劇を目撃することに。

このあまりの落差に衝撃を受け、号泣しすぎて脱水症状を起こしたり、座席から立ち上がれない人も続出したそうです

「火垂るの墓」のスタッフ・キャスト

スタッフ

高畑勲
監督
高畑勲
脚本
野坂昭如
原作
佐藤亮一
製作
原徹
プロデューサー

キャスト

辰巳努
清太
白石綾乃
節子
志乃原良子

山口朱美
未亡人