昔、知的障害をもった子がサッカー部にいた。
でも、皆から邪険にされず(それでも子どもの障害者意識みたいなものはあったけど)仲良くしてて、そいつはゴールがどっちかもわからないのにがんばってて・・・。
ある日、接戦で2-2の試合をしていたんだ。
でも大切な試合じゃないし、良い経験になるからって全員とっかえひっかえで出してた。
で、試合の終了直前、俺がバックパスをその子にだしたのね。
そしたらその子、見事にオウンゴールきめちゃったわけ。
敵もその子が障害者だと知ってたみたいで、クスクス笑ってた。
んで、サッカーのことになると切れだすキャプテンが発した言葉が
「すげえよ○○!大逆転だ!!」
皆それに続いて
「ナイス○○!」
とか言ったり、ハイタッチしたりしてた。
相手のポカーンとした顔と、その子の嬉しそうな顔は今でも忘れられない。