動物の泣ける話

【動物の感動する話】捨てられていた子犬

小学生の時だった
学校帰りに段ボール箱の中から「クゥーン」と・・・。
開けたら子犬が一匹!あまりにかわいいから連れて帰ったが、おやじはもっぱらの犬嫌い・・・。


次の朝(日曜日)、子犬はいなかった・・・。
おやじもいなかった・・・。俺は部屋で泣いてた・・・。外は雨が降っていた。

=あれから8年=

昨日知ったんだが
実はおやじが遠くまで捨てに行ったんだ。
その時、最後に牛乳をあげて「いい人に拾われろよ」と言って捨てたらしいんだ。

だが、その1時間後に雨が降り出した。気になったおやじは再び捨てた場所へ戻ったんだ。

子犬のくせにおやじの事覚えてたのか、遠くから雨の中を走って来たらしいんだ。

もっぱら犬嫌いのおやじだったが
今回ばかりは仕方ないと思い連れて帰って来たらしい。

それから8年間、タロー(犬の名前)はうちの家族だった。

夕べ、タローは病気で死んだんだ・・・。

おやじに抱かれながら・・・。

その時、家族みんなは知ったんだ
タローが1番好きだったのはおやじだったんだと。

-動物の泣ける話