家族の泣ける話 母親の話

母さんは本当に僕が嫌いでした

僕は、体は女です。戸籍もちゃんと女です。

でも、僕は中身が男の子なのです。

僕の家族構成は父さん、兄さん4人

この中で育てられた僕。

母さんは僕が2歳になるまではいました。

僕は、今14歳です。

父さん=43歳兄=17歳兄=20歳兄=24歳兄=26歳。

母さんが出て行った理由は僕でした。

母さんは男子だけを生みたかったそうです。

ですが、女の僕が生まれてきてしまったので出ていくことになったそうです。

それを知ったの5歳の時でした。

何となく話を理解し僕はそれから男子の遊び。

しゃべり方、服、髪の毛になりました。

もちろん周りからの軽蔑はありました。

でも、それでもこれをやめることはできませんでした。

母さんは本当に僕が嫌いでした。

たまに遊びに来ます。

僕だけは兄たちのいないところで暴力を受けていました。

体には痣しかありませんでした。

僕は、信じました。

いつかは僕を好きになってくれると。

母さんに言われた言葉・・・。

「あなたが生まれてきたからこの家族はばらばらに最悪な人生を送ることになったの。私は、あんたが憎い。今すぐでも殺してやりたい」

その言葉を残し僕は服に火を着けられました。

17歳の兄が気づいたため左肩から背中にかけて火傷ですみました。

母さんは僕たちのまえから去りました。

僕の体には刻まれました。

「母さんの憎み」

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