報道された泣ける話

最後までアイドル 脳腫瘍と闘い続けた享年21歳のアイドル

アイドルの丸山夏鈴(まるやま・かりん)さんが2015年5月22日、肺がんのため亡くなった。

小学2年の時に脳腫瘍が見つかり、摘出手術を行った。

その後、デビューまでに中学2年時には1回、高校3年の時には2回の手術を受けている。

手術による入院中、テレビで見たアイドルの姿に影響を受け、自分も彼女たちのようになりたいと思うようになったことをブログに綴っている。

2012年、ネットで見つけたミスiD2013のオーディションに対して入院中でありながら応募を行い、一次審査を通過した。

その後、一般投票の期間中に芸能事務所HappyStrikeへの所属が決定し、7月からアイドルとしての活動をスタートさせる。

2013年の入院中に脳腫瘍が肺へ転移したことが確認され、治療を続けていたものの手術は困難な状態であった。

病気は徐々に進行しており、2015年2月に「Eternal Summer」のPVとジャケット写真を撮影した頃には頬が痩け、病気の進行が顕著になっていた。

しかし、発売記念イベントでは座りながら「Eternal Summer」をアコースティックギターの伴奏によるゆっくりとしたテンポで歌うなど、身体への負担を減らしながらアイドル活動を継続していた。

晩年、2015年3月末に入院して公の場での活動は休止状態となったが、4月5日よりYouTubeを通じてスマートフォンを使った自撮り映像を毎日配信し、5月21日夜まで撮影と配信を行っていた。

5月22日、昼食後に容態が急変し、13時10分に死去した。21歳だった。

同年12月26日、福島中央テレビにてドキュメンタリー番組「最期までアイドル 夏鈴という奇跡」が放送され、後日「NNNドキュメント'16」(日本テレビ系列)内でも再編集短縮版「丸山夏鈴〜最期までアイドル〜」が放送された。

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