天国へ旅立ったプロウィンドサーファー



2005年2月25日、一人のプロウィンドサーファーが亡くなりました。

享年38歳。

そのあまりにも早い死に多くの人が涙しました

彼は幼少の頃から一流のスポーツ選手になることが夢であり、ウィンドサーフィンの道を志し、琉球大学教育学部に進学しました。

アマチュアとして米国ゴージの世界大会に出場し、プロに転向。

その後大学を中退してハワイに移住し、ワールドカップのほか日本国内外の大会で数々の戦歴を残し、日本のトップウィンドサーファーとなりました。

1990年1月、ハワイのマウイ島で挙式。

1994年、グアムに移住。

ココス島にてマリンスポーツセンターを起業し、日本人観光客を対象としたマリンスポーツ業を行うかたわら、現地で中田英寿らスポーツ選手のコーディネイトも行っていました。

らに、ウィンドサーフィン専門誌「Hi-Wind」などにエッセイを連載、ダイナミックな人柄を素直に記した文章を持ち味としていました。

2002年6月に肝細胞癌と診断され、翌年3月に肝移植を受けようと日本に移住しました。

2004年5月には、肝細胞癌とは異なる肝臓癌である「肝類上皮血管内皮腫」と診断されたが、もはや致死的であることを宣告されました。

2004年7月には、医師とガン患者を主人公とした処女小説「天国で君に逢えたら」を刊行、癌や死という重いテーマを扱いながらも爽快な読後感を与えるとしてベストセラーとなりました。

同年8月、慣れ親しんだハワイに妻と子供4人で移住。

「最期のときまで物書きを続けたい」と、ネット連載「今日も生かされてます」で精力的に執筆活動を続けていたが、現地時間2月28日23時50分(日本時間3月1日18時50分)、オアフ島にて妻が見守るなか死去しました。

これまでの闘病の日々はフジテレビジョンのテレビ番組で放映されました。