俺は大好きだった彼女と別れた。
理由はシンプル。
俺が早稲田に落ちて浪人が決定したから。
「二人とも大学卒業したら結婚しようね」
こう言ってくれた彼女。
でも彼女は俺が浪人中に死んでしまった。
あれは8月を過ぎたあたりだったかな。
ぜんぜんメールも電話もこなくなって、「彼女も浪人中の俺に気を使ってくれてるんだ」
と思い、よりいっそう勉強に身を注いだ。
あと半年で「早稲田受かったらもう一度彼女に告白しよう。」
こう決めて、結構高いネックレスを買った。
受験結果は早稲田大学教育学部に合格。
まっさきに彼女の家にネックレスと合格通知届をもって向かった。
しかしそこにいたのは彼女の遺影だった。。。
一瞬で頭が真っ白になり、現実を受け止められない自分がいた。
親御さんから話を聞くとちょうど連絡が来なくなった8月あたりに、
サークルの仲間と飲み会をして急性アルコール中毒になって死んでしまったそうだ。
原因は先輩との早飲み対決の強要によるものだった。
「俺が現役で大学に受かっていたら、彼女を守ることができたのに。」
悔しさと涙と自分に対する憤りがこみあげてきてわけがわからない状態でした。
二年間思い焦がれた早稲田にようやく合格できた日なのに。。。
もうもどってこない彼女。
あんなに好きであんなに愛し合っていて結婚まで約束したのに。
俺を残して先にいくなんて・・・
いつも俺の横に居て俺を支えてくれる笑顔が可愛い彼女。。。
結局俺は、この悲しみを乗り越えられず、早稲田は2年で中退した。
8年もフリーターをやって、もう1度、中央大の法学部夜間に再入学して卒業した。
いまだに彼女の夢を見る。
お前らに一言。
「遅すぎないうちにできる限りのことをしろよ。」
俺は現役時代にできる限りのことができず、浪人さえしなければ、彼女を失わずに済んだ。
「手遅れになるまえに、最善の努力を尽くせ。」
「何が何でも、今年で合格。」
もしかしたら今、支えてくれる親が死んで、大学に入れなくなるかもしれないぞ。
現役で入っていれば。。。。
「後悔先に立たず、我武者羅に勉強しろ。」
「失っても戻ってこないかけがえのないものを失うな。」
長文すまない。
俺と同じような辛さを味わって欲しくないから、ここを見てる奴は今年で合格を決めて欲しい。